今回は株式会社コーセーさんの
ジュレーム ブライトニング ブライト&モイスト シャンプー(しっとり)について
評価させていただきます。
髪と地肌の新時代ブライトニングケア
髪すくみから解き放ち透き通るような輝きへ
や
■輝き浄化
毛穴から頭皮・髪を浄化・保湿
フルボコートエッセンス・クエン酸(保湿)、コハク酸(髪すこやか成分)、植物由来・アミノ酸系洗浄成分 配合■うるおいバランス効果
毛先までおさまりのよい髪に
ヘア&スキンケア成分 ヒアルロン酸GL・地肌ケア成分 リンゴエキス・センブリエキスGL(保湿)配合
■補修・保護
芯はしなやかに 手ざわりスルンとなめらか
毛髪補修成分 天然由来アミノ酸誘導体配合
や
きらめくフェミニンな 赤い花々と果実の香り
と、ジュレーム ブライトニング ブライト&モイスト シャンプーの
サイトや販売サイトには書かれています。
まずは、成分をチェック
成分のチェック
株式会社コーセー
【ジュレーム ブライトニング ブライト&モイスト シャンプー】全成分表示
水,オレフィン(C14-16)スルホン酸Na,ココイルメチルタウリンNa,ココイルグルタミン酸TEA,PPG-2コカミド,コカミドプロピルベタイン,ラウリルベタイン,センブリエキス,リンゴ果実エキス,加水分解ヒアルロン酸,腐植土抽出物,BG,EDTA-2Na,PG,イソステアリン酸PEG-50水添ヒマシ油,エタノール,クエン酸、グリセリン,コハク酸,ジラウロイルグルタミン酸リシンNa,ポリクオタニウム-10,ラウリン酸PEG-2,塩化Na,炭酸水素Na,フェノキシエタノール,メチルパラベン、安息香酸Na,香料
『水』
『ココイルメチルタウリンNa』
『ココイルグルタミン酸TEA』
『コカミドプロピルベタイン』
『ラウリルベタイン』
『センブリエキス』
『リンゴ果実エキス』
『加水分解ヒアルロン酸』
『腐植土抽出物』
『BG』
『イソステアリン酸PEG-50水添ヒマシ油』
『グリセリン』
『コハク酸』
「ジラウロイルグルタミン酸リシンNa」
『塩化Na』
『炭酸水素Na』
のような成分は問題ないのですが、
「オレフィン(C14-16)スルホン酸Na」
「PPG-2コカミド」
「PG」
「クエン酸」
「フェノキシエタノール」
「メチルパラベン」
「安息香酸Na」
「香料」
などは、少々問題ありな成分です。
下記の成分は、問題ありとも問題ないともいえない成分です。
「ラウリン酸PEG-2」
「ポリクオタニウム-10」
「EDTA-2Na」
「エタノール」
ちなみに、成分の詳細を説明しますと・・・
成分の解析と説明
問題ない成分としては
『水』蒸留やイオン交換などで精製された水の事を言います。
『ココイルメチルタウリンNa』ヤシ油とタウリン誘導体で構成される洗浄成分です。とても低刺激で、泡立ちも良いのが特徴です。アミノ酸系の洗浄成分に分類されます。
『ココイルグルタミン酸TEA』ヤシの実から抽出した刺激が少ない成分で水への溶解性がよく、気泡力、洗浄力があります。毛髪の保護作用、修復作用があるといわれています。
『コカミドプロピルベタイン』天然のヤシ油を原料として作られた洗浄成分です。洗ったあともごわつかず、しなやかに仕上がる特性があります。
『ラウリルベタイン』天然成分を原料とした、洗浄成分です。その特性はとてもマイルドで、コンディショニング効果もあると言われています。
『センブリエキス』リンドウ科の植物のセンブリから抽出したエキスです。育毛作用があるとして使用されているようです。
『リンゴ果実エキス』バラ科植物リンゴを精製抽出したエキスです。主にスキンケアに用いられ、保湿作用やゆるやかな収れん作用があります。
『加水分解ヒアルロン酸』バラ科植物リンゴを精製抽出したエキスです。主にスキンケアに用いられ、保湿作用やゆるやかな収れん作用があります。
『腐植土抽出物』ビタミンやミネラルを含んだ栄養成分が髪や地肌に浸透させることを目的に入れられることがあります。
『BG』1,3-ブチレングリコールの略で水との馴染みがよく、潤いを保ちみずみずしい肌にする目的で使用されています。
『イソステアリン酸PEG-50水添ヒマシ油』非イオン系界面活性剤(ノニオン界面活性剤)。ヒマシ油はトウゴマの種子から抽出されるオイルで酸化エチレンと縮合させて作られます。水分と油分を混合させることに使われ、油分と水分の分離を防ぎます。
『クエン酸』有機酸の一つで、主に柑橘類などに酸味成分として含まれています。アルカリ性物質の中和(pH値調整)や髪をサラサラにする効果もあります。
『グリセリン』ヤシの実などの「油脂」を原料として抽出されます。毒性はほとんど無く保湿剤として化粧品などに多く使用されています。
『コハク酸』pH調整剤として使用されています。調味料などにも使用されているようです。
「ジラウロイルグルタミン酸リシンNa」ペリセアと呼ばれている成分。天然の脂肪酸とアミノ酸(グルタミン酸とリジン)から作られた、毛髪・皮膚への高い浸透性のある成分です。
『塩化Na』食塩として用いられる塩のことで収れん作用があり毛髪のキューティクルを整える働きがあります。
『炭酸水素Na』別名重炭酸ナトリウムといい、一般的には重曹と呼ばれています。洗浄剤としても使用されたりしていますがシャンプーに関しては頭皮の臭いを抑える成分として使用されていると思います。
問題ありな成分としては、、
「オレフィン(C14-16)スルホン酸Na」硫酸系洗浄剤と同等の脱脂力がある成分で、この成分が多く入っているシャンプーは、洗浄力の強すぎが考えられます。洗いあがりがゴワつき、パサつきも気になり、タンパク変性作用という皮膚刺激につながる作用があります。
「PG」保湿剤や乳化剤として使用されている成分ですが、分子量が小さい為、皮膚細胞に浸透しやすく、あっという間に血管まで入りこむと言う特徴があります。他の成分の浸透も助ける働きをする為、即効性を求める商品に使用されています。染色体異常や腎臓、肝臓、脳や心臓に障害を起こすとも言われています。
「フェノキシエタノール」防腐剤で有名な「パラベン」の代わりに防腐効果を高める為に配合されているのですがこれも種類としては「エタノール」と系統が同じですので頭皮に炎症を起こさせ、ささくれ立ったように傷めてしまう可能性が高い成分です。
「メチルパラベン」パラオキシベンゾエート(パラオキシ安息香酸エステル)の略称で、多種多様の化粧品に含まれています。パラベンには、メチルパラベン、エチルパラベン、ブチルパラベン、プロピルパラベン、ベンジルパラベンと5種類あります。ブチル・プロピル・エチル・メチルの順に防腐剤としての効果が高いそうですが、肌への負担も大きいので、化粧品類などではエチル・メチルが主に使われています。パラベンには肌への効能はなく、防腐剤の役割をはたすのですが、パラベンが原因で皮膚障害(アレルギー)を起こすという人がたまにいるようです。
「安息香酸Na」防腐剤・保存剤・静菌作用として使用されていて皮膚、粘膜、目、鼻、のどに刺激があると言われています。染色体異常の報告もあり、アレルギーを起こすとも言われています。アトピーの人が特に気をつけなければいけない成分です。
「香料」厚生労働省が定めた旧表示指定成分にも加えられているように皮膚に対して刺激があり、炎症などトラブルを起こす可能性の高いとされている成分です。
問題ありとも問題ないともいえない成分は、
『PPG-2コカミド』医薬部外品の場合は、こう呼ばれていますが、化粧品などではPPG-2コカミドと呼ばれています。ヤシ油脂肪酸モノイソプロパノールアミドという成分に酸化プロピレンという成分を付加重合させた物で増泡剤として使用されています。ヤシ油を使用していますが付加重合させた成分ですので不明な成分とさせていただきました。油性ボールペン用インキを作る時にも使用されている成分なので本来であれば問題ありな成分として分類したいところです。
『ラウリン酸PEG-2』増粘剤や乳化として使用されていますが安全性に関しては不明です。
『ポリクオタニウム-10』ヒドロキシエチルセルロースヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウムクロリドエーテルとも言い、トウモロコシなどの繊維よりつくられる成分で毛髪などに付着して保護し薄い皮膜を作り、コンディショニング効果を出す働きがあります。配合率が高くなると髪が重く感じたり、かゆみを感じる原因にもなります。きしまないと謳っているノンシリコンシャンプーやリンスが要らないシャンプー(いわゆるリンスインシャンプー)に高確率で配合されている成分です。
『EDTA-2Na』ビタミンCの安定化や酸化防止、硬水軟化、殺菌作用などがある成分です。配合率が高くなるとかゆみを引き起こす恐れがあります。固形石鹸などの界面活性力を落とさないようにしたり、石鹸カスを抑える効果もあります。
「エタノール」は防腐剤で有名な「パラベン」の代わりやパラベンフリーの商品の防腐効果を高める為に配合されたり、天然成分を抽出するときや安定させるときにも使用される成分です。配合量によっては頭皮に炎症を起こさせ、ささくれ立ったように傷めてしまう可能性もある成分です。最近では天然由来のエタノールもありますが、全成分表記からは判断は難しいです。アルコールフリーと謳っている商品で全成分にエタノールを表記しているものも見受けられますがアルコールもエタノールも一緒なのでアルコールフリーではありません。
株式会社コーセー
【ジュレーム ブライトニング ブライト&モイスト シャンプー】使用前の頭皮画像
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株式会社コーセー
【ジュレーム ブライトニング ブライト&モイスト シャンプー】使用後の頭皮画像
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株式会社コーセー
ジュレーム ブライトニング ブライト&モイスト シャンプーの評価
指通り ★★★★☆☆
オススメ度 ★☆☆☆☆☆
使用感 ★★★☆☆☆
毛穴洗浄度 ★★☆☆☆☆
安全度 ★★☆☆☆☆
オリジナル度 ★★★☆☆☆
総合判定 ★★☆☆☆☆
実際に使用してみた感想ですが、
手に出すと無色の透明で、粘性は結構あり、ドロっとした感じがあります。
香りはとても強く、トイレの芳香剤までいかなくても、赤いパッケージから
連想させるような花と柑橘系を混ぜたような、鼻につく強い香りでした。
1回目も2回目も泡立ちは、普通か少し良い感じで、わりときめの細かい泡でした。
洗い心地は、髪はからむことなく、スムーズに洗えました。
すすぎでは、まるでトリートメントのような残留感があり、ヌメっとした感じが
いつまで経っても取れませんでした。
タオルドライとドライヤーは、キシみも少なく、さらさらでは無いものの
スムーズで、保湿成分のためか、髪はしっとりした感じがあります。
シャンプー後の頭髪洗浄の状態を専用のカメラで見てみると、
2回のシャンプー後でも、一部毛穴の皮脂が残っているのが見えました。
香りが強いシャンプーが好みで、とにかく髪をしっとりさせたい方、手頃な価格で
手に入りやすさで選ばれる方には向いているシャンプーだと思います。
が
香りが少ないもしくは無香料を求める方、安全成分だけのシャンプーやすすぎの
何も残らない洗浄力をもとめる人には全く向いていないシャンプーだと思います。
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