今回は、無印良品さんの
ブルターニュの海藻シャンプーについて
評価させていただきます。
天然うるおい成分のブルターニュ産海藻エキスと、
美髪成分のリピジュアR(ポリクオタニウム-51)を配合。
ダメージや乾燥をしっかりケアしてしっとりと
まとまりのある髪に仕上げます。
と、無印良品の販売サイトには書かれています。
まずは、成分をチェック
無印良品
【ブルターニュの海藻シャンプー】成分
水、ラウレス硫酸Na、BG、ラウリルベタイン、ラウラミドDEA、ジステアリン酸グリコール、ポリクオタニウム-10、ココイルグルタミン酸TEA、ジメチコン、ラウレス-2、ラウレス-20、ポリクオタニウム-51、褐藻エキス、紅藻エキス、クロレラエキス、タナクラクレイ、カラメル、クエン酸、クエン酸Na、PG、サリチル酸Na、メチルパラベン、プロピルパラベン、香料
『水』
『BG』
『ラウリルベタイン』
『ラウラミドDEA』
『ジステアリン酸グリコール』
『ポリクオタニウム-10』
『ココイルグルタミン酸TEA』
『ポリクオタニウム-51』
『褐藻エキス』
『紅藻エキス』
『クロレラエキス』
『タナクラクレイ』
『カラメル』
『クエン酸』
『クエン酸Na』
のような成分は問題ないのですが
「ラウレス硫酸Na」
「ジメチコン」
「ラウレス-2」
「ラウレス-20」
「PG」
「サリチル酸Na」
「メチルパラベン」
「プロピルパラベン」
「香料」
などは、少々問題ありな成分です。
ちなみに、成分の詳細を説明しますと・・・
問題ない成分としては
『水』は蒸留やイオン交換などで精製された水の事を言います。
『BG』は1,3-ブチレングリコールの略で水との馴染みがよく、潤いを保ちみずみずしい肌にする目的で使用されています。
『ラウリルベタイン』は天然成分を原料とした、洗浄成分です。その特性はとてもマイルドで、コンディショニング効果もあると言われています。
『ラウラミドDEA』は非イオン性の界面活性剤で泡の安定性向上、起泡、増粘、などの効果があり、皮膚に対して刺激を緩和する作用もあります。コカミドDEAよりも高性能だと言われています。
『ジステアリン酸グリコール』はリンゴ酸やクエン酸と同様のフルーツ酸の一種で肌の奥にある真皮中のコラーゲン・エラスチンなどといった細胞を増加させ、真皮を厚くする働きがあります。主に、不透明化剤、保護剤、親油性増粘剤、乳化安定剤、パール化剤などとして使用されています。
『ポリクオタニウム-10』はトウモロコシなどの繊維よりつくられる成分で毛髪などに付着して保護し薄い皮膜を作り、コンディショニング効果を出す働きがあります。
『ココイルグルタミン酸TEA』はヤシの実から抽出した刺激が少ない成分で水への溶解性がよく、気泡力、洗浄力があります。毛髪の保護作用、修復作用があるといわれています。
『ポリクオタニウム-51』は医療用として研究開発された成分でヒアルロン酸と同等以上の保湿力があり、肌を保護して潤いを保つ働きをします。汗や水に濡れても保湿力を保つ特長をもっています。
『褐藻エキス』は海藻から抽出される成分で、海藻の種類や組み合わせによって特性は異なりますが、乾燥から肌を守り、ハリを持たせる目的で使用されています。
『紅藻エキス』はテングサやオゴノリなどの紅藻から抽出された海藻エキスでミネラルなどを多く含んでいます。保湿力や抗酸化力に優れています。
『クロレラエキス』は河川、湿地、湖沼、などに生息している、淡水性の緑藻植物であるクロレラから抽出したエキスです。育毛作用、細胞賦活性、保湿性などの効果があるとされています。
『タナクラクレイ』とは福島県東白川郡棚倉町で採取される海の泥(クレイ)で、数千年前の海のミネラル成分が濃縮している天然鉱物の事を言います。
『カラメル』はブドウ糖や水あめなどの糖類を熱して分解させて作った成分です。淡褐色や他の色素に混ぜて微妙な色を出すのに使います。
『クエン酸』は、有機酸の一つで、主に柑橘類などに酸味成分として含まれています。アルカリ性物質の中和(ph値調整)や髪をサラサラにする効果もあります。
『クエン酸Na』はpH調整剤や保湿剤などに使用されていて害のない成分だと言われています。
問題ありな成分としては
「ラウレス硫酸Na」は陰イオン界面活性剤で洗浄剤や乳化剤や気泡剤などとして使用されているようですが非常に脱脂力が強いので頭皮を傷める可能性が高い成分です。
「ジメチコン」は化粧品やヘアコンディショニング剤などとして使用される界面活性剤で、柔軟性のある皮膚を保ち髪のダメージを修復して、しなやかでつやのある毛髪にするために用いられますが、毛穴をコーティングしてしまうという弱点があります。頭皮ケアの事を考えるとオススメできない成分です。
「ラウレス-2」「ラウレス-20」は非常に脱脂力が強い洗浄成分で必要な皮脂まで落としてしまうという欠点があります。
「PG」は保湿剤や乳化剤として使用されている成分ですが、分子量が小さい為、皮膚細胞に浸透しやすく、あっという間に血管まで入りこむと言う特徴があります。他の成分の浸透も助ける働きをする為、即効性を求める商品に使用されています。染色体異常や腎臓、肝臓、脳や心臓に障害を起こすとも言われています。
「サリチル酸Na」は角質溶解剤や防腐剤として使われている成分です。化粧品や医薬部外品などに使用されていて安全だと思われがちですが、古い角質を落とすのではなく、角質を溶かして落とすという無茶苦茶な働きをするので少々問題ありな成分とさせていただきました。
「メチルパラベン」「プロピルパラベン」はパラオキシベンゾエート(パラオキシ安息香酸エステル)の略称で、多種多様の化粧品に含まれています。パラベンには、メチルパラベン、エチルパラベン、ブチルパラベン、プロピルパラベン、ベンジルパラベンと5種類あります。ブチル・プロピル・エチル・メチルの順に防腐剤としての効果が高いそうですが、肌への負担も大きいので、化粧品類などではエチル・メチルが主に使われています。パラベンには肌への効能はなく、防腐剤の役割をはたすのですが、パラベンが原因で皮膚障害(アレルギー)を起こすという人がたまにいるようです。
「香料」は厚生労働省が定めた旧表示成分にも加えられているように皮膚に対して刺激があり、炎症などトラブルを起こす可能性の高いとされている成分です。
無印良品
【ブルターニュの海藻シャンプー】使用前の頭皮画像
↓ ↓ ↓
無印良品
【ブルターニュの海藻シャンプー】使用後の頭皮画像
↓ ↓ ↓
無印良品
ブルターニュの海藻シャンプーの評価
指通り ★★★★★☆
オススメ度 ★★☆☆☆☆
使用感 ★★★★☆☆
毛穴洗浄度 ★☆☆☆☆☆
安全度 ★☆☆☆☆☆
総合判定 ★★☆☆☆☆
香りに関しては、ハッカ系の香りと言うか
なんと言うか・・・独特な感じでして・・・
ちょっと表現しにくい香りです。
シャンプーの粘性に関しては少し水っぽい
感じです。
液体の色でちょっと違和感を感じる方も
いるかも知れません。
泡立ちに関しては、評価した無印良品の中では
良いほうだと思います。
シャンプー1回目、2回目共に泡立ちが良かったです。
洗っている最中はキシみ感は、ほとんどなく
良いと思います。
すすぎの段階で泡切れは比較的に良く、
シリコン成分のせいかもしれませんが
ほとんどキシみは感じませんでした。
ドライヤーで乾かした後はゴワつき感もなく
非常に良いと思います。
頭皮と毛穴の画像に関しては、
ご覧の通りの結果です。
汚れはほとんど落ちてませんでした^^;
無印良品の商品が好きな方、
キシむシャンプーが苦手な方、
指通りや使用感を重視される方には
向いているシャンプーだと思います。
が
安全性を重視されている方、
本気で頭皮の健康を考えている方
には向いていないシャンプーです。
「ラウレス-2」や「ラウレス-20」などを
使用している時点で、個人的には使用したくない
シャンプーの1つではあります。